油膜検知センサー
金型の油、加工油、防錆剤、金型潤滑剤など、蛍光を発光する油や残渣の量(厚み)を数値化することができる装置です
大型成型品を測定する場合のオプション
蛍光は光エネルギー(紫外線)を吸収した時、分子の中の電子が励起状態になり、基底状態に戻るときに発生されます。本装置では内蔵LEDから照射する紫外線を励起光とし、被写体がら発する蛍光をリアルタイムに捕えます。 この蛍光の強度を検出・数値化し様々な蛍光性物質の定量や物性の変化を測定します。 蛍光性の有機被膜(固定・液体)の塗布量を測定することが可能です。
【特徴】
・蛍光を検出することで、金属上の蛍光を発光する油膜のみ検出します
・周囲光や反射光は、バックグランドを測定することでキャンセルすることができます
・微小部(数ミリ)に焦点をあてることで、油膜のある部分と無い部分を比較できます
・UV-LEDの照射線源の波長は、標準の365nmに加えて、405nmも対応可能です
・小スポットタイプ(オプション)で対応します
使用例
- ダイキャスト金型上の離型剤塗布量
- アルミ板上の有機被膜と不良
- セラミック基板上のレジスト厚み