小型引張試験機
in-situ(その場で)引張・圧縮の応力負荷試験と試料観察を実現
【特徴】
1.豊富なラインナップと実績
1号機を電子顕微鏡内部で観察する為に設計して以来、現在は、横置き型(汎用モデル)、XRD(X線回折)・シンクロトロン用、X線CT用など各種の観察装置に適した小型引張試験機を約20年間、作り続けています。 世界中の研究者で評価を受けて改良してきました。(詳細は下記モデル・仕様をご覧下さい)
2.両開き構造
試料チャックの両端が同時に移動するので、観察点のドリフトが少ない構造です。
電子顕微鏡用途で開発されましたので観察点がずれてしまっては目的を果たせません。(但し、CT用は片端のみ移動)
引張速度は多段階で設定(ソフトウエア制御)します。 オプションギアで、引張・圧縮速度のレンジを変えることもできます。
3.使いやすい専用ソフト
WINDOWS対応のGUIを多用した引張試験専用ソフト【Microtest】を全モデル共通で提供しています。試験を簡単に行うアシストをします。目標値を設定し、その後、繰返し(引張・圧縮)サイクルモード、一定荷重モード、モーター停止し計測継続モード等、自動で試験を行います。測定結果は、専用ソフトだけでなく、EXCEL互換ファイルでも保存できます。
4.ロードセルが選べる
一台の小型引張試験機で複数のロードセルを交換することができます。(一部オプション) サンプルに応じて、適切な最大荷重を選び、試験精度が得られます。
5.動画と荷重変位データーが同期する(オプション)
専用ソフトは外部カメラを認識させて、引張・圧縮試験を同期させる機能(オプション)があります。カメラで撮影した画像は、応力・歪みのカーブにマウスオーバーすると、その時点の試料状態を表示します。
6.加熱・冷却しながら試験・液中に浸漬しながら試験(オプション)
試料を加熱または冷却しながら、引張・圧縮試験を行うことができます。チャックにヒーターを付ける方法、試料下側にペルチェ素子を置く方法などがあります。 また、専用バスを付けると、試料を液体に浸漬しながら引張圧縮試験ができます。
【汎用 小型引張試験機】
*すべて両側チャックが移動します
【XRD・シンクロトロン用 二本スクリュー小型引張試験機】
【XRM(X線CT)用 小型引張試験機】
*CTシリーズは下側チャックが移動します。 上側は固定です。